ゆめみるちから

~そつえんするきみへ~

ゆめをみるといってもよるきみがベッドのなかでみるゆめじゃない

こんなふうになりたいな こういうじぶんでいたいなってそうぞうすることなんだ

でもそのゆめをかなえるのはかんたんじゃない

さかあがりがすぐにはできないように

ちょっとばかりれんしゅうがひつようなんだ

そのれんしゅうがつらくって ほとんどのおとなはゆめをみることをやめてしまう

どうしてつらいのかって?それはさかあがりがすきなことじゃないからかもしれない

ほかのことだったら、いちばんすきなことだったら、れんしゅうだってつらくない

だれにもまけずにいちばんじょうずなひとになれたかもしれないんだ

でもそれがなにかみつけられないまま、いきているひとがおおいんだね

もしかしたらそんなおとなをみて、きみは、「かっこわるいな」とおもうかもしれない

でもね、おとなになることはそんなにつまらないことじゃないよ

「ゆめをみるちから」さえもつことができればね

「いちばんすき」をみつけて、それをとことんおいかけるつよいきもちがあること

それが「ゆめをみるちから」だとおもうんだよ

ほんとうのことをいうよ

にんげんはなんとかレンジャーやプリキュアのように、べつのなにかにかわることはできない

にんげんはかわれない

すみれがバラになれないように

うさぎがライオンになれないように

どんなにがんばってもかわれないんだ

でも、せいちょうする

ちいさなたねが、だいちやあめやたいようによってやがてめをだし、はなをさかせ、おおきなきになって、ことりやぼくたちをひざしからまもってくれるみたいに

だから、がんばれ がんばれ がんばれ

きみはきみ、かわらなくたっていい

「いちばんすき」をみつけて、かっこいいおとなになれ

そつえん、おめでとう!!!!!!!