オリンピックのニュースでややかすんでしまった感がありますが、スタジオジブリの宮崎駿監督の引退表明は、印象に残る出来事でした。
トトロなどは、親子二代にわたって親しんできたという保護者の方も多いこととおもいます。
その引退会見のなかで、宮崎氏は、自身のアニメ作りについて、常に「子どもたちに『この世は生きるに値するんだ』ということを伝える」という心構えで臨んできたとおっしゃっていました。
この言葉は幼児教育に関わる者にとっては大変深く、大切な考え方です。
「自分は誰かに愛され、生きている価値がある」という自己肯定感にもつながっていく言葉です。
いじめや不登校、ニートや引きこもり、子どもたちに引き継がれる国の莫大な借金、就職氷河期などなど、子どもたちを取り巻く状況にはネガティブなものも多いです。
それでも、それでも、「この世界は、生きるに値する」し、「愛や美しいものにあふれている」はずです。
保育者はこの宮崎さんの言葉をしっかりと胸に刻むべきです。
さて、画像は昨日の年少組かけっこ練習。
はじめての体操着がかわいく、まぶしいです。